奈良県桜井市にある大きな鳥居のある大神神社。
たびたびパワースポット番組等でとりあげられて話題となっています。
そこで改めて、日本最古の三輪明神大神神社について、実際に足を運んで調べてみましたのでご紹介したいと思います。
大神神社(三輪明神:三輪さん)は、どこがパワースポットなのか?
大神神社が他に類を見ないくらいの強力なパワースポットと言われる理由は、周囲16キロもある三輪山全体を神の山、ご神体としているためです。
ご祭神されている大物主大神は、国造りの神でもあるので、農・工・商・方除・医薬・造酒等の人間生活全般の守護神であるのです。
日本最古の神社と言われる大神神社(三輪さん)とは
日本最古の神社と言われる大神神社(三輪さん)とは
現在、国の重要文化財とされている大神神社は、寛文4(1664)年に徳川家綱公により再建されました。
大神神社は、ご神体である神の山、三輪山全体を拝む原初の神祭りの姿を留めているのが特徴です。
ゆえに本殿は無く、ご神体である三輪山の前に拝殿(神社で本殿の前に建てる建物)だけがあります。
日本の歴史書物の古事記や日本書記に、神様が祭られたのは大神神社であると記されています。
大神神社(おおみわじんじゃ)は、中世以降は三輪明神(みわみょうじん)と呼ばれていましたが、明治時代に改名されて現在の名前(三輪明神大神神社)になっています。
三輪山全体をご神体とし、太古の昔より神様の鎮まる神聖な山で、数少ない古代の信仰の形を今に残す貴重な神社です。
創祀(そうし)に関わる伝承が『古事記』や『日本書紀』の神話に記されています。『古事記』によれば、大物主大神(おおものぬしのおおかみ)が出雲の大国主神(おおくにぬしのかみ)の前に現れ、国造りを成就させる為に「吾をば倭の青垣、東の山の上にいつきまつれ」と三輪山に祀まつられることを望んだとあります。
また、『日本書記』でも同様の伝承が語られ二神の問答で大物主大神は大国主神の「幸魂(さきみたま)・奇魂(くしみたま)」であると名乗られたとあります。
そして『古事記』同様に三輪山に鎮まることを望まれました。この伝承では大物主大神は大国主神の別の御魂みたまとして顕現けんげんされ、三輪山に鎮しずまられたということです。
HPより引用
日本には、日本最古と呼ばれる神社(神宮)が複数存在します
- 三輪明神大神神社(奈良県桜井市)
三輪山を拝する原初の神祀りの様を伝える我が国最古の神社で大和朝廷の守り神 - 石上神宮(奈良県天理市)
日本書紀の記述には、日本最古設立の神宮は、伊勢神宮と石上神宮だけである - 伊勢神宮(三重県伊勢)
- 花窟神社(三重県熊野市)
日本書紀の記述には、神々が眠る日本最古の神社と記されている - 宇治上神社(京都府宇治市)
本殿は1060年建立、日本最古の神社建築とされる - 伊弉諾神宮(兵庫県淡路島)
- 神魂神社(島根県松江市)
現存する日本最古の大社造り - 大己貴神社(福岡県)
- 幣立神宮(熊本県山都町)
- 諏訪大社(長野県)
創建の年代は不明 - 月読神社(長崎県壱岐市)
そもそも日本最古の神社の定義とは?
日本最古の神社という定義がそもそもあるわけではなく、初の日本の歴史書(奈良時代の養老4年)720年に完成した古事記や日本書紀よりも前に存在していたことがその指標になっているようです。
しかし、古事記や日本書記にはそれよりも前の歴史書『帝紀(ていき)』、『本辞(ほんじょ)』があるとそれら書物に書かれています。
という事は、それを読み解いてこそ、初めて日本最古の神社は何処なのか解明するのではないでしょうか?
日本最古の神社は多いのは、古事記や日本書記に記されているからだったのです。
大神神社への行き方(交通アクセス)
・車でのアクセス

・駐車場について
駐車場は、平日は空いていますのでどこでも駐車できますが、大型連休やイベント等がある日は駐車場に入るまでの周辺の道路から非常に混雑します。
駐車場は無料ですが、かなりの渋滞になるので休日に来る時は、周辺のお食事処が開店してないかもしれません。早めに来る方が良いでしょう。
・電車でのアクセス
JR西日本 桜井線新型車両【227系】について(写真参照)
2019年春から2020年春の1年かけて、105系・117系車両を新型車両227系に置き換えられました。
スタイルは、大阪環状線(323系)と外装違いで連結器等の若干の違いがあれどほぼ同形じです。
桜井線は、奈良駅から三輪を通り高田までの14駅で、奈良駅からですと8個目の駅になります。

大神神社参拝後 周辺でランチができるお食事処おススメ5選
大神神社周辺で、徒歩数分~車で2~3分のお食事処をおススメの4店舗をご紹介します。
奈良の郷土料理“三輪そうめん”や“柿の葉すし”を堪能できる 福神堂
営業時間:10:00~16:30
定休日:不定休(木or金)日曜営業 祝日は要確認
〒633-0001 奈良県桜井市大字三輪1237−6331
電話:050-5456-9605
本当に美味しい三輪そうめん 楪子屋(ちゃつや)
営業時間:11:00~17:30
定休日:木日曜
〒633-0001 奈良県桜井市三輪-1231
電話:090-9052-2080
山芋が絡んで美味しい山かけソーメン 三輪の里池側
営業時間:10時~16時(平日)、9時30分~16時30分(休日)
定休日:木曜日・金曜日
〒633-0001 桜井市三輪250-1
電話:0744-45-4118
にゅ~めんと出汁入り卵焼きが美味しい~ 阪口茶店
営業時間: 10:00〜17:00
定休日:毎週月曜日
〒633-0001 奈良県桜井市大字三輪48
電話:0744-42-5539
最寄駅:JR桜井線:三輪駅 徒歩8分(640m)
お寿司が絶品!魚は伊勢迄釣りに行く昭和の食堂 お食事処万直し
営業時間:11:00〜16:00
定休日:木曜日
〒633-0001 奈良県桜井市大字三輪384−2
電話:0744-42-6117
最寄駅:JR桜井線:三輪駅 徒歩1分
大神神社から徒歩5分
大神神社周辺ではランチできる場所はあまり多くなく、神社周辺のお食事処の開店時間は11時前後、閉店時間は16~17時と意外と営業時間が短いのです。
ですので、混雑してる日は後で食べようと思っていると、いつの間にか閉店してる場合もあります。
そこで!少し離れたところで普通にランチのできる場所をご紹介します。
はま寿司!
そう!あの回る寿司店「はま寿司」です。
車でおよそ12~3分 約3キロのところにあります。
はま寿司周辺までくると、ディスカウントスーパー「ラ・ムー桜井店」や併設されている飲食店もあります。
まとめと行ってみた感想
日本最古の大神神社は、三輪山全てがご神体であり、パワースポットと言う事でした。
鳥居をくぐってからの道は、神聖な雰囲気の凛とした空気感がとてもよく、深呼吸をすることで生き返ったような気分になれました。
日本最古と呼ばれる神社がたくさんあり、その理由は古事記や日本書記に記載があるからでしたね。
それよりも古い日本の歴史書物があるので、日本最古の神社を突き止める事ができる日がくるかもしれません。
今回は平日に行ったので、駐車場はどこも空いてましたが、以前イベント時に来た時はそれはもう大渋滞に巻き込まれました。
ですので、平日は極力周辺のお食事処の休みの日(木曜~金曜)を避けた方が良さそうです。少し離れた所でランチをするのであればそれに捕らわれる事もないと思いますが。